ジャンボ~ル三世 (富山県下新川郡入善町)
入善町PRマスコットキャラクター
今回は、入善町では子どもから大人まで、みんなが知っている入善町PRマスコットキャラクター ジャンボ~ル三世にお話を伺いました!
いきなりですが、「王様」とお呼びした方がよろしいですか?
スイカの王様「入善ジャンボ西瓜」をモチーフとしていることをワシは誇りに思っておるのじゃ。じゃから、王様として認識してもらえることはワシとしてもうれしいのじゃ。
しかし、「ジャンボ~ル」と呼び捨てにされてもワシは怒ることはないのじゃ。
「王様」でも「ジャンボ~ル」でも親しみやすい方で呼んでくれるのが一番うれしいのじゃ。
では、「王様」と呼ばせてください。王様のこれまでの活躍を振り返っていかがでしょうか?
登場した当初から、ワシをカワイイと言ってくれる人はいたのじゃが、名前を正確に呼んでくれる人が少ないのが悩みのタネじゃった。「スイカの王様」とか「スイカマン」とか(笑)。それでも、入善町や地域のイベントに出演し、地道にPR活動を続けていって、浸透するのを期待しておった。
そんなとき、転機となったのが、ゆるキャラグランプリ2013じゃった。全国34位にランクイン、富山県ナンバーワンご当地キャラになったことじゃ。
それによって、知名度が増し、全国にワシのファンが拡大していったのじゃ。今では、小さな子どもから年配の方まで、文字通り老若男女がワシを「ジャンボ~ル三世」と認識してくれておる。町外はもちろん、県外の方もワシを知ってくれているようになってきておるぞ。
「入善町」という地名をジャンボ~ル三世きっかけで知ったという声も届いておる。じゃから、行政にかぎらず様々な分野で入善町の広告塔として、ワシをもっと活用してほしいのじゃ。
ゆるキャラグランプリの話題が出ましたが、今年も上位進出を狙ってるんですよね?
ゆるキャラグランプリ2012では全国137位、2013では34位、2014では28位と右肩上がりに順位を上げてきたが、目標としてきた「全国10位以内」には届いておらぬのじゃ。そのため、今年はエントリーを保留し、ファンのみなさんの意見を聞く機会をもうけてみたのじゃ。
すると、出馬を期待する声が殺到し、「王様のいないゆるキャラグランプリは寂しい」、「入善町の名を全国に知らしめてほしい」など、心に強く響くメッセージが多数よせられたのじゃ。みなさんの期待に応えるべく、エントリーに踏み切ったというわけじゃ。10位以内に入れた暁には「ファン感謝祭の開催」を考えておるぞ。
目標達成には多くのファンの方の応援が不可欠じゃ。じゃから、応援してくださったファンの方や、力を貸してくれたキャラたちを集めたイベントを開催したいのじゃ。できるだけ多くの方に直接感謝を伝えたいのじゃ。
しかし、一方で「『西瓜』の顔も三度まで」じゃと思っておる。じゃから、今回10位に入れなかったら、ゆるキャラグランプリからの引退も考えておる。強い覚悟で臨むのじゃ。
ゆるキャラグランプリ2014では全国28位、富山県2連覇を果たしましたね。身の周りに変化はありましたか?
テレビ出演の際の厚待遇が増えたのじゃ。2015年は新年早々にNHK「ゆく年くる年」に出演したのじゃが、スタッフの方から、「ジャンボ~ル三世は絵になるから前の方に来てよ」と言っていただき、目立つ場所に立たせてもらったのじゃ。あとで録画を見返したとき、「こんないいポジションじゃったとは!」とびっくりしたのじゃ。アサヒ飲料「十六茶」のCMに出演したときも、富山県代表キャラとして県内の民放3局を巡るメディアキャラバンを企画してもらったのじゃ。日本テレビ「有吉反省会」にも、スイカップで知られる古瀬絵理さんの禊として、デカイ西瓜つながりでスタジオに招待してもらったのじゃ。
やはりテレビの効果は絶大で、どの出演も大きな反響を呼んだのじゃ。じゃから、全国10位以内も大事な目標じゃが、富山県3連覇も今後の活動を考えると重要なポイントになってくるのじゃ。
全国を舞台に活躍していく王様、北陸新幹線の開通で移動が楽になりましたね。
実は、新幹線には乗ったことはないのじゃ。入善ジャンボ西瓜ゆえ体がジャンボすぎて、改札も乗込口も通れないのじゃ。でもだからといってダイエットはしないのじゃ。入善ジャンボ西瓜はその大きさが命!小さくなっては意味がないのじゃ。
じゃが、みんなはワシに構うことなくどんどん新幹線を利用し、便利になった交通手段で、富山県に入善町に来ていただきたいのじゃ。
ちなみに、あいの風とやま鉄道には乗ったことがあるのじゃ。521系の車両は扉が両開きなので乗りこむことができるのじゃ。突然ワシが乗ってきて、高校生たちがびっくりしておった。
それはびっくりしますよ(笑)。王様は高校生たちにも人気ですよね。みんな、缶バッジとかグッズ持ってますから。
グッズが人気で、うれしいのじゃ。缶バッジやぬいぐるみも多いが、町中を歩いていて、車にステッカーを貼ってくれている人が多くて、我ながらおどろいておるぞ(笑)。
のらん・マイカーやタクシーにもワシの絵が描いてあるから、入善町にはジャンボ~ル仕様の車が多いのじゃ。そして、ワシがデザインされたペットボトルのミネラルウォーターは入善の湧水が使われておる。また、二つ折りタオルハンカチやネクタイには東洋紡が手がけた糸が使われていたりと、グッズを通して入善町の産業に触れてもらえるのもねらいのひとつなのじゃ。ほんのちょっとしたことじゃが、そこから入善町を盛り上げていきたいのじゃ。
今後はどのように入善町を発展させていきたいですか?
まずはワシ自身が、町民のみなさんに愛されるキャラであり続けることじゃ。ワシの役割は、入善町の魅力を外部に発信していくときに興味をもってもらうきっかけなのじゃ。役割がハッキリしている分、ブレずに取り組んでいきたいと思っておるぞ。
今年は、北陸新幹線の開業、「入善 牡蠣ノ星」のオープンなど、全国から入善町を訪れる人にとってのメリットが増えた年でもあるのじゃ。さらに魅力を増した入善町に遜色ないよう、ワシもますますのPRに励んで生きたいのじゃ!!
王様今後とも入善町を宜しくお願いします!