墓ノ木タイマツまつり
今から250年ほど前、黒部川の大洪水で、中ノ口の堤防が崩れました。さっそく村人は下流の村々の応援を頼み、堤防工事を急ぎました。夜になったので墓の木神明社の前で松明を作り、夜通し堤防へ運びました。それは10月9日の夜だったので、それからは、その夜にタイマツ祭りをすることになりました。
しかし、新しい入善町が生まれてから10月13日頃に変更し、水神様に水の感謝の気持ちを捧げ、豊作と息災を祈るようになりました。水神社へは各家より初穂米が供えられます。
大松明は大小50本ほどの竹を束ねて芯をつくり、まわりに藁をあてて縄で巻きます。高さ5メートル、直径1.2メートル、重さ200キロほどあり、米つり唄に合わせて運びます。二本の大松明の前には、子供達の持つ数十本の小松明が群がり、神明社から約800メートル上流の水神社まで運びます。そこできれいに燃やし、みんなでお詣りします。
無形民俗文化財 昭和52年4月1日 指定
毎年10月第2土曜日に開催
詳細情報
所在地 | 富山県下新川群入善町墓ノ木地区 |
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お問い合わせ | 入善町教育委員会事務局文化係 TEL 0765-72-3858 |
URL | https://www.town.nyuzen.toyama.jp/gyosei/kanko_tokusan/ibento_matsuri/1933.html |