曳馬図絵馬
馬は神様の乗り物として古来より神聖視されていました。
その後神威を鎮めるもの、祈願のための捧げ物として献上される風習が起きました。
献上には生き馬のほかに、馬型も献上されました。日本最古の絵馬は、奈良の平城京跡から発掘されています。
19×27cmの檜材に彩色された馬の図の絵馬です。
入善町内には大小58社の神社があり、そこに掲額された絵馬と掲架物は約400点あります。
この絵馬は、スギ板2枚繋ぎにした板に、黒馬と白丁2人を描いた色彩画です。
絵の構図は、町内外にある他の曳馬絵馬と同様式のもので、他の絵馬師と同一人かと思うほど皆似ています。
県内で絵馬に画料を記したものはこれだけであり、貴重な絵馬です。
詳細情報
所在地 | 富山県下新川郡入善町椚山2366(八幡社) |
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