舟見宿の桝形
舟見上町の中尾十三寺前に残る「桝形」。
江戸時代当初、北陸街道は日本海側を通っていましたが、多くの川を渡る難所だったため、舟見に「宿場」を設け三日市から浦山、愛本、舟見、泊に至る上街道が開削されました。
宿場町入口には外敵が侵入しにくいように防衛施設「枡形」が設けられ、本陣が置かれなど、加賀藩の参勤交代で利用されるだけなく周辺地域の中心地としても発展し神社や寺院なども集められました。
また、「桝形」の原型がそのまま残っているのは全国的にも珍しいです。
現在は舟見では古い建物は少ないですが、宿場町となった舟見には、豪雪でも道路に雪が積もりにくい「切妻屋根(きりづまやね)」の家々が多く、今も当時の宿場町らしい落ち着いた町並みを見ることが出来ます。
詳細情報
所在地 | 富山県下新川郡入善町舟見 |
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お問い合わせ | 入善町役場教育委員会事務局(文化係) 0765-72-3858 |